KMCの地獄の夏の思い出②です。
小雨が降り注ぐ日が続く8月中旬。
いてもたってもいられずウクレレを持ち近所の公園に飛び出すが、声を張り上げる事もできず私は精神的にも衰弱しきっていた。
コロナの後遺症には30代前後の働き盛りの人達に多いとのことらしいが、まさか自分がこんな状態になるとは思いもよらなかった。
付近のコロナ後遺症外来の内科をあたり、2週間ほどで効果が出てくるとので漢方薬を処方されたが一向に効き目はない。
次は耳鼻科に当たってみるが、色々な検査を受けている内にかえって症状が悪化。
そして以前と種類が違う効果のない漢方薬を処方されただけであった。
「コロナ後遺症」とYoutubeで動画を検索すると、なんと1年以上立ち上がれないくらいの倦怠感で苦しみ続ける人達が見受けられる。
こういう人達より自分はまだマシな方だ。きっと自分はすぐに立ち直ることができる。
そう自分を奮い立たせ、希望の炎を絶やさぬよう負けないよう、今はできる事をやるしかないと気持ちを保ち続けてきたが、一体これ以上何をすれば良いのか?
ただ効き目があるかどうかわからない漢方薬を処方され続け、安静にして様子を見るようにと医者の戯言を聞かされ続けるだけなのだろうか?
不安定な精神状態の中、私はパートナーに日々連絡をとり励まされることでなんとか正気を保っていた。
打開策が見つからずなおも小雨は降り続ける。
昼過ぎにまた気分が沈み、いつものようにパートナーへ連絡をとり弱音をこぼし気持ちを持ち返したところで電話を終える。
その時、どこからか降ってくるように不思議なアイデアが閃いたのである。
「鼻うがいはどうだろう?」
私は生まれてこのかた、鼻うがいなど一度も経験したことはない。どうやって行うかもわからないのに何故こんなことが閃いたのだろう?
危機的状況に達した肉体が本能に直接メッセージを訴えかけたのかもしれない。
すかさずPCに向かい「コロナ後遺症 鼻うがい」と検索。すると1件の動画がヒットした。
内容はあるニュース番組内でのコロナ後遺症特集を抜粋したものであり、あるコロナ後遺症外来の医師がゲスト出演するものだった。
やはりまだ治療法が確立されて無いためかハッキリとした物の言い方ではなかったが、その医師の発言に私は驚愕した。
鼻うがいはコロナ後遺症の症状を軽減させる見込みがあるとのことなのである!
コロナ後遺症で苦しむ多くの人が鼻の奥の上咽頭という箇所に炎症を起こしているケースが多く、その箇所を鼻うがいによって洗い流すことで症状軽減をできるらしい!
やはりこの閃きは肉体からのメッセージだと私は確信した。
天候が悪いといつもより症状がきつい。だが私は重い体を引きずるようにして鼻うがいのキットを求め薬局へ向かった。
私の心に再び希望の炎が灯り始めたのである。
その日から鼻うがいを始めたところ、なんとなくスッキリした感じはするがやはり立ち直るまでにはなかなか持っていくことはできない。
しかし私の鼻うがいのやり方が悪いかもしれない、打開策のきっかけを見出した私は持ち前の飽くなきバイタリティーを奮い立たせ情報をかき集めた。
そして遂に私の運命を変える治療法と出会うことのなったのである。。。
③へ続く。。。
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